探していた絶版本、自宅で読める?国会図書館の個人送信を使う前に
古書を買う前に、まず書名を検索。見つかった資料の「公開範囲」を見れば、自宅で読むための次の一歩が分かります。
情報確認:2026年10月9日(日本時間)
昔読んだ本や、調べものに必要な一冊。絶版で手に入らなくても、国立国会図書館の「個人向けデジタル化資料送信サービス」で本文を読める場合があります。対象は、同館がデジタル化した入手困難な資料の一部。絶版本がすべて読めるわけではありません。個人送信の公式案内
まずは本が対象かを確かめましょう。登録はその後でも間に合います。
1 書名を探して、本文を開けるか確かめる
国立国会図書館サーチで書名を検索します。結果が多ければ著者名も加え、出版社や刊行年を見て、探している版か確認しましょう。検索そのものにログインは要りません。ログイン方法の公式案内
デジタル資料へのリンクがあれば、先へ進んで公開範囲を見ます。NDLサーチの「インターネットで読める」には、登録が必要な資料も含まれます。この表示だけで登録不要とは判断できません。NDLサーチのヘルプ
図を拡大して読む
図の中を横にスクロールできます(キーボードの左右キーにも対応)
公開範囲の見分け方をまとめた独自の説明図。公式画面の再現ではありません。
デジタルコレクションの検索結果に「送信サービスで閲覧可能」、本文画面の公開範囲に「国立国会図書館内/図書館・個人送信限定」と表示される資料が、個人送信を使う目印です。「国立国会図書館内限定」の本文は、自宅からの個人送信では読めません。対象表示の公式案内・閲覧できない場合の確認事項
自宅で読める表示が見つからなくても、本探しは続けられます。NDLサーチで近くの図書館の所蔵を調べたり、資料ごとに案内される利用方法を確認したりしましょう。来館や有料の遠隔複写が選べる場合もあります。資料にアクセスする方法
2 個人送信が必要なら、本登録を確認する
利用条件は、日本国内に住んでいること、国立国会図書館の「本登録」が済んでいること、最新の利用規約に同意すること。「簡易登録」だけでは利用できません。利用条件
すでに利用者IDがある人は、NDLサーチの利用者情報を確認します。本登録なら同じIDを使い、簡易登録ならそのIDで本登録への移行を申請します。重複して新規登録する必要はありません。本登録の公式案内
初めてなら、同じ公式案内から本登録の手続きへ。登録できるのは満18歳以上で、氏名・生年月日・現住所を確認できる本人確認書類が必要です。オンライン申請では、その書類の画像を提出します。IDが届いても、本人確認が終わるまでは簡易登録扱いです。確認完了の知らせを待ちましょう。登録方法と必要書類
現在のログインでは、IDとパスワードに加え、登録メールアドレスに届く認証コードを使います。以前登録した人も、そのメールを受け取れるか確かめておくと安心です。2026年6月からの認証方式
本登録が済んだら、NDLサーチにログインし、個人送信の最新の利用規約に未同意なら、内容を確認して同意します。規約は「利用者情報」の「利用規約を確認して同意する」からも開けます。続いて対象資料の「収録元データベースで確認する」を選ぶと、本文を読むデジタルコレクションへ移ります。NDLサーチのログイン状態は通常引き継がれるので、本文が開けばそのまま読めます。ログインを求められた場合は、画面の案内に沿ってログインしてください。規約への同意と閲覧手順
3 読めたら、必要なページを手元に残す
個人送信の利用料は無料です。通信環境は自分で用意します。また、同じ資料を他の人が読んでいても、同時閲覧数の制限はありません。料金と同時閲覧のFAQ
紙で読みたいときは、本文画面の印刷機能から範囲を指定し、印刷用PDFを作成します。このPDFには利用者IDや氏名、作成日時が入ります。他人に見せるファイルとして気軽に扱わないようにしましょう。印刷方法とPDFの表示内容
スクリーンショットは、公式FAQでは自己利用に必要な範囲で認められています。ただし、メールで送ったりSNSへ載せたりする行為は、法令違反になる場合があると案内されています。著作権法上許される利用まで一律に禁止する趣旨ではありませんが、「自分で読める」と「他人に配れる」は別に確認が必要です。スクリーンショットに関するFAQ
まずは、気になっていた一冊を検索してみてください。公開範囲を確かめ、必要なときだけ登録を進める。この順番なら、手続きに入る前に、その本を家で読める見込みが分かります。