年に数回の印刷、プリンターは買うべき?
情報確認:2026年10月10日。日本でA4の白黒文書を時々印刷する人向け。料金は確認時の公式案内です。
申請書を数枚、返送用ラベルを1枚。そのたびに店へ行くのは面倒だけれど、プリンターを買っても次に使うのは数か月後かもしれない。
迷ったら、年間の印刷枚数と、印刷のためだけに外出する回数を分けて数えましょう。少量なら店の料金を数年分足しても、本体代より安いことがあります。一方、夜に急いで必要になる人には、自宅で出せること自体に価値があります。
まずは提出先がPDFやスマホ画面を受け付けるか確認を。紙が必要な分だけ残すと、買うかどうかの判断も小さくなります。
同じコンビニでも、送り方で料金が変わる
セブン‐イレブンのA4普通紙・白黒プリントは、確認時点で次の料金でした。USBメモリーと、スマホからのWi-Fi送信は同額ではありません。 公式の普通紙プリント案内
| ファイルの渡し方 | 白黒A4・片面1ページ |
|---|---|
| USBメモリー、SD/microSDから普通紙プリント | 10円 |
| 専用「セブン‐イレブン マルチコピー」アプリから店頭でWi-Fi送信 | 20円 |
| ネットプリントへ事前登録し、店頭で呼び出す | 20円 |
最後の方法は店へ着く前にファイルを登録しておける選択肢です。かんたんnetprintの料金と使い方。「どの店でも、スマホでも10円」とは考えず、使う方法の料金を確認してください。ここでは比較しやすいよう片面印刷にそろえています。
ただ、10ページなら10円と20円の差は100円です。このためだけにUSBメモリーを買うなら、その代金も足します。すでに持っていてPDFを移せる人と、スマホだけで済ませたい人では選び方が変わります。
まず3年分の店代を出してみる
仮に、1回10ページを年6回、3年間印刷するとします。白黒A4の片面文書は合計180ページです。
- USBなどで1ページ10円なら、印刷代は3年で1,800円
- スマホWi-Fiやネットプリントで1ページ20円なら、3年で3,600円
回数と枚数は説明用の仮定です。料金が変わらない場合の印刷代だけの計算で、交通費、USB購入費、待ち時間は含みません。3年は比較期間で、プリンターの寿命ではありません。
新しく買う候補の本体代だけですでにこの金額を上回るなら、この例では印刷代の節約だけで買う理由はまだありません。先に、店へ行かずに済む便利さに差額を払いたいかを考えられます。
比較するときは、同じ期間の費用を次のようにそろえます。
| 選択肢 | これから払うもの |
|---|---|
| 店で印刷 | 印刷代+印刷のための追加交通費+必要な媒体代など |
| 新しく購入 | 本体代+追加のインク/トナー・紙+手入れや修理などの費用 |
| 手持ちを使う | これから必要な消耗品・紙・手入れや修理などの費用 |
電気代、定額プランを選ぶ場合の会費や追加料金も、発生する方に足してください。本体に同梱される消耗品は二重に数えず、買い足す分を見積もります。
手持ちのプリンターの購入代を、これから店で印刷する費用ともう一度比べる必要はありません。正常に印刷できるなら、今後の出費で判断します。逆に、久しぶりに使うたび消耗品や修理にお金がかかるなら、その実績は新しい本体の広告より参考になります。
「1ページ数円」だけでは見えない出費
少量印刷では、インクを最後まで印刷に使い切れるかが気になります。例えばキヤノンのTS6100シリーズの説明書では、印刷品質を保つために少なくとも月1回の使用を勧めています。また、クリーニングでインクを消費することも説明しています。印刷品質の案内・インクの扱い
これはそのシリーズの説明で、すべての機種に同じ頻度や損失額が当てはまるわけではありません。購入候補や手持ちの機種の説明書で、長期間使わないときの扱いを読みましょう。月1回の印刷で故障を防げる保証でもありません。
年に数回しか使わないなら、カートリッジの公称印刷枚数で割った単価だけでなく、比較する期間に実際に買い足す消耗品の総額を考えるのが現実的です。白黒中心だからという理由だけで、カラーインクの消費をゼロとは置かないでください。
枚数が同じでも、外出6回と30回では違う
年間60ページでも「10ページを6回」と「2ページを30回」では、店へ行く負担が違います。
- 買い物のついでにまとめられるなら、店で印刷する負担は小さくなる
- 毎回そのためだけに出かけるなら、往復と待ち時間を記録する
- 夜や締切直前に必要になりやすいなら、利用する店の営業時間と別の印刷先も確認する
時間を無理に時給へ換算する必要はありません。「月に何回、この外出を減らしたいか」で考えても十分です。自宅の機械にも、設定や紙詰まりの対応時間はあります。
外へ渡せる書類かも、先に確かめる
ネットプリントは、ファイルを事業者のサーバーへ登録する仕組みです。運営元は保存期限後の削除と、店頭機からの印刷後の削除を別々に説明しています。印刷が終わった瞬間に、登録先のファイルも消えるとは限りません。予約番号の管理、設定できる暗証番号、登録ファイルの削除方法も確認しましょう。運営元のセキュリティ説明
仕事の機密書類などは所属先のルールを優先し、外部印刷の許可が不明なら送信前に確認します。USBで持ち込む場合も、外部の機械にデータを渡す点は同じです。印刷物と媒体を置き忘れないことも、費用とは別の判断条件です。
買う前に、次の1回を記録する
次の文書を店で印刷するなら、支払額・ページ数・追加の外出時間・困ったことをメモしてください。これだけで、見込みの比較から自分の条件での比較に進めます。
店で足りているなら、そのままでも構いません。手持ちが使えるなら、まずは継続。繰り返す外出や急ぎの不便が大きい人は、その不便を解消する条件で本体を選ぶ。この順なら、安い本体を見つけたことだけを理由に買わずに済みます。
写真、年賀状、厚紙の作品づくりは、白黒文書と分けて比較しましょう。飾るアートを印刷したい人は、画像の画素数と印刷サイズを確かめる記事も参考になります。
この記事は公式情報と条件付きの計算に基づく選び方です。プリンターや店頭機での印刷、インク消費の実測は行っていません。